外装掃除を行うタイミングとは?

時計を美しく保つだけではなく、長持ちさせるという意味でも大事な外装掃除について今回お話ししていきたいと思います。

目次

時計の外装掃除を行うタイミング

いくら立派な時計を持っていても汚れがあってはその魅力も半減してしまいます。

そして、パッと見は綺麗に見えていたとしても表には見えない汚れが残っている可能性が高いです。

定期的なメンテナンスを行っていない時計なら尚更ですよね。

そのため、タイミングとしては機械式時計であれば3年~4年に1度行っていただき、ご自身でも簡単な手入れをしていただけると綺麗な時計を維持できます。

汚れの正体は皮脂やホコリ?
簡単な手入れ方法をご紹介します!

金属バンドの掃除
肌が直接触れる部分なので、放置していたら汚れは溜まっていく一方ですよね。なので、歯ブラシや豚毛ブラシなどでバックルの内側やコマの間を擦り、汚れを落としましょう。ですが、強く擦りすぎると傷の原因になるので優しく扱うことを心がけてください。
防水機能の効く時計でしたら、流水で軽くすすぐことで汚れが固着することを防ぐことも可能です。

・革バンドの掃除
汚れがそこまで気にならない場合は乾いた柔らかい布で軽く拭き、汚れがひどい場合は、水に濡らして絞った布で優しく拭き取る、もしくは、革専用のクリーナーを使い、優しく拭き取り、自然乾燥させてください。

風防ガラス・ケースの掃除
マイクロファイバークロスなどの柔らかい布で汚れをとり、優しく拭いてください。クロスが汚れていては綺麗にならないため、清潔な状態のクロスをお使いください。

※注意点:汚れがひどい場合は爪楊枝や綿棒を使用し、洗浄液をつけて洗いましょう。この場合、時計内部に湿気や水気を入れてしまわないよう、気をつけてください。

定期的な掃除を行わなかった場合...

リスクとしては汚れが溜まってしまうため、金属部分が錆びたり、腐食してしまいます。

また、それだけでなく、ケース内部に汚れが侵入し、ムーブメントや部品に悪影響を与える可能性があります。

定期的な掃除を行わないことでオーバーホールを行う必要性が出てきてしまうケースもあるため、普段のメンテナンスが非常に重要です。

自分で外装掃除を行った際のリスク

防水性能の低下
専用工具や技術を持たないと、ケースの開閉やリューズ部分にダメージを与え、防水性能が低下する可能性があります。

傷をつけるリスク
不適切な道具や強すぎる力で掃除すると、ケースやガラス部分に傷がつく恐れがあります。

ムーブメントへのダメージ
ケース内部にまで汚れや水分が侵入すると、ムーブメントに悪影響を与え、時計の精度が狂うことがあります。

時計修理屋さんに依頼するメリット,デメリット

メリット

  • 費用が安い: メーカー修理よりも低コストで済む場合が多く、10万円前後の修理が5万円ほどに済むケースがあります。

  • 修理期間が短い: 修理内容によりますが、比較的短期間での修理が可能です。海外への発送をせずに済む点も大きいです。

  • 柔軟な対応: メーカーが修理を断るような古いモデルや廃番のモデルでも、修理店で対応してもらえることがあります。

デメリット

  • 技術のばらつき: 修理店によって技術力に差があり、品質にムラがある場合があるため、信頼できる店舗を選ぶことが重要です。

     

  • 非純正部品の使用: メーカー純正部品を使わずに修理することもあり、時計の性能や価値に影響する場合があります。

     

  • 保証の制限: メーカー保証が適用されないため、修理後の保証がメーカー修理ほど充実していないなどが挙げられます。

FOLIOTにご依頼いただいた場合の目安

国産普及品国産ハイグレード・旧型オメガ・ロンジンクォーツ オメガ・ロンジン機械式 オメガ・ロンジンクロノグラフ ロレックス・IWC オーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタン
部分修理1,500円〜2,000円〜3,000円〜5,000円〜6,000円〜
電池交換1,500円〜2,000円〜4,000円〜6,000円〜
分解掃除15,000円〜20,000円〜25,000円〜35,000円〜45,000円〜40,000円〜50,000円〜
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